お中元やお歳暮、お礼などの贈り物に対する意識意識の変化
夏になると暑中見舞いを書き、お中元を贈る風習は、古来からあるようですが、最近は消滅しつつあるように思います。小学生の頃、先生に暑中見舞いを書いた記憶がある方は、20代30代以上の方が多いのではないでしょうか。お中元やお歳暮を贈る事が習慣になっている世代は30代40代以上ではないかと思われます。また、御礼やお祝いなどに贈り物をする習慣も、近頃は減ってきたように感じます。若い方は、贈り物をしない方が増えているようです。昔は当たり前のように受け取っていた贈り物が、受け取れない規則になってしまったケースもあるようです。例えば、卒業式に担任の先生に花束を贈る、合格した後に塾の先生に贈り物をするなど、ありがとうの意を込め、お世話になりましたの意を込めて贈り物をしたからと言って、その後贔屓をすることもないでしょう。問題はないように思いますが、受け取るべからずと規則を設けられている場合は、受け取れないようです。
病院などでは、院内に、お中元、お歳暮その他御礼などの金品は一切受け取りません、と記載した張り紙をしているところも見られます。平等にという考えからなのでしょうか。気持ち、心遣いというものを金品で表すことが良いとされない風潮でしょうか。会社全体として、受け取ると罰則を与えるような規則を設けている場合もあるようです。顧客からお礼として受け取ったものは全社員に分配するなど、一社員の個人的な功績を称えてくれないケースもあるようです。日本の古い風習ですが、だんだんとドライな世の中になりつつあるようです。