お中元の贈り物について

お中元の季節。私が、スーパーで働いていた頃、宅配の贈り物に、やってはいけないミスをしました。

お中元の贈り物について

大切な贈り物。夏のお中元。

私は、スーパーのレジ係として働いていました。そのスーパーは、いつでも混んでいて、忙しい毎日を送っていました。新人だった私は、覚える事が沢山あり、メモ帳は、もう書く事が出来ないくらい埋まっていました。そして、初のお中元シーズンが来ました。更に忙しくなり、また、ギフトなどの取り扱いをしなければなりませんでした。レジに沢山のギフトを持って並ぶお客様が多数いらっしゃいました。中には、カート5台分のギフトも持って会計にいらっしゃるお客様もいて、一つひとつ「のし」の確認をするのが大変でした。私は、「のし」というものを、会社に入るまでは、種類も意味も全く知りませんでした。「のし」を付けた贈り物には、色々な意味が込められているんだと、会社に入って気付かされました。
その夏の繁忙期、あるお客様が、ハムのギフトを5個お買い上げになりました。全て「のし」と名前をを付けて、一個ずつ宅配にしたいとおっしゃいました。新人だった私は、つい最近宅配の仕方を覚えたばかりでしたが、先輩にお任せせずに頑張ってやってみようと思いました。そして、お中元、黒のし、赤の無字の「のし」に名前を入れました。そして、お客様はそれを確認して、会計をして帰られました。私は、すぐ宅配袋に入れて、宅急便さんにお渡ししました。しかし、数日後、そのお客様からクレームの電話がありました。私は、黒のしで送るハムを、間違ってお中元の赤のしを付けて送ってしまったのです。お届け先の方は、最近親族が亡くなられたようで、赤のしを付けて送るのは、タブーでした。絶対やってはいけないミスをしてしまいました。宅配を依頼されたお客様と、お届け先のお客様にお詫びの電話をし、店長とご自宅に行きました。依頼されたお客様の信用を失ってしまいました。大切な贈り物だったのに、確認しなかった事を、非常に後悔しました。それ以来、私は「のし」について更に勉強し、二度とこのような事がないように確認を何回もするようになりました。今では、何の「のし」を付けたらいいのか分からないお客様に、的確に教える事が出来るようになりました。
仕事を辞めた今、毎年お中元シーズンになると、この事が思い出されます。大切な人に贈るお中元を、私も毎年やるようになりました。